Cave de Oyaji

洗練されたグルナッシュ

シャトー・デュ・ムール・デュ・タンドール

 
   1998シャトーヌフ・デュ・パプ        1998コート・デュ・ローヌ ヴィラージュ
 

このワインを発掘してから既に17年もの歳月が過ぎた事になる。まるで昨日の様な思いが巡るが、ローヌワインの真骨頂を学んだ銘柄と言って何ら差支えがない。今でもそう思っている。

冷涼感溢れるガリーグを連想させるアロマと軽快でいて果実の深い味わいがじんわりと込み上がるエレガントな手法はブルゴーニュやボルドーでは味わえない魅力がある。先日バックヴィンテージで98年物のパプとCdRを若干入手しました。以下は当時私がネット上で公開した文言をそのまま掲載します。・・・・・・・

20043月、ローヌ地方のドメーヌ巡りをしていた時、ふとした事からこのタンドールのワインを味わい、魅了された事実が帰国してからも脳裏から離れませんでした。シャトーまでお邪魔してワインをテイスティングしましたが、その時からこのワインの存在を日本のローヌワインフリークに紹介するのが楽しみでした。が、なかなか入手にまでは至らず、漸く先頃少量を入荷する事ができました。CdRでもヴィラージュ基準としては少々価格設定が高いとは思いますが、私自身の判断としては品質的に納得出来うる範囲内ではないか、と思います。



1998 Chateauneuf-du-Pape / Morre de Tendre
1998 シャトーヌフ・デュ・パプ / ムール・ド・タンドール


15年ほど前に扱ってその素晴らしいグルナッシュの熟成に思わず唸ったタンドールのシャトーヌフだが2000年になって代替わりし、残念ながら凡庸なワインになってしまった。以来旧当主の手がけたシャトーヌフを探していたが最近漸くとごく僅かの本数を入手しました。
当たり年のグルナッシュが一体どんな魔法を演出するかは本当に楽しみでさえある。本当に少ない数しかご用意出来ません。



1998年¥14,000


    

1998 Cotes du Rhone Villages Vieilles Vigne

Chateau du Moure du Tendre

1998 コート・デュ・ローヌ ヴィラージュ ヴィエイユ・ヴィーニュ

シャトー・デュ・ムール・デュ・タンドール

5,600


このワインはグルナッシュ種の古木(ヴィエイユ・ヴィーニュ)から造られたコート・デュ・ローヌワインです。グラスに注ぐと冷ややかで澄んだ葡萄の香りを感じます。これは非常によくできたシャトーヌフ・デュ・パプのワインに感じる事の出来る特徴で、これだけで剪定を尽くし、完熟したグルナッシュのイメージを感じる事が出来ます。果実味は複雑なニュアンスで突出した甘みや新鮮さは抑制され、非常にバランスよい味わいに仕上られております。なにより液面がスムーズで喉越しの良さは特筆もの。しかも余韻のそれは南ローヌのガリーグそのもの!たちまち私を虜にしてしまったコート・デュ・ローヌなのです。

このワインは昨今流行の爆発的なインパクトを飲む者に与える如き性格のワインではありません。しかし、食事の際やオフタイムのひと時に肩肘はらずに自然な形で飲む事に飽きの来ないタイプのワインです。本来、ワインとはこんな姿が求められるものではないでしょうか?

この作り手はローヌ地方のラストー近郊、なだらかな丘陵地帯に居を置く小さなドメーヌです。(旅行記参照)元来パリで人気の高い銘柄で日本に紹介されるのは今年になってからなのです。このドメーヌはワインを瓶熟成させるのに地域の他のワイナリーより長い期間を設定するのでこの1999VTが最新リリースとなります。

「洗練されたローヌワイン」と表題しましたが、大げさでもなんでもない、このワインが示す味わいが本当にローヌワインのエッセンスなのです。

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